自然な二重とは ~自然に美しく~
二重希望で受診される患者さんから多く耳にすることの一つ。”不自然になりたくない。”
では”不自然な二重”とは具体的にどんな二重なのか。定義があるわけでもなく、不自然かどうかは主観的な判断であり、人それぞれ感じ方は異なるのでとても悩ましい問題です。とは言えそこを曖昧にするのもどうかと思い私なりの答えを考えてみました。
①幅が広すぎる。
幅が広ければ広いほど目が大きくなるわけではありません。横幅の大きさのバランスも考えて、目が大きく見える幅は個人で異なります。反対に幅が狭すぎて不自然になる印象はありませんので、広すぎる幅にならないことがポイントかと思います。
②食い込みが強すぎる。
くっきり二重は憧れですが、食い込みが強すぎる二重は不自然さが漂います。食い込みが強すぎる二重とは具体的にどういう二重か?というと、術後の腫れている状態の二重が一番参考になりやすいかと思います。目を閉じても段差が残り、食い込みが強いことで二重幅の部分がぷっくりと膨らんでいることが多いです。世間ではハム目と言われていることもあるみたいです。
切開して不自然と言われる二重はこのタイプが多い印象です。ただ食い込みが強すぎる二重が好きとおっしゃる方もいるので難しところですが。
③瞼の質感 ぷっくり感?が強い
②の食い込みが強すぎるにつながることですが、瞼が厚めの方は二重にすることでどうしても食い込みが強くなり無理やり二重にした感じが出てきてしまいます。
アイプチの二重が好きと言われる方もいますが、アイプチやアイテープなどは皮膚をくっつけることで二重を作成したり、軽く段差を付けることで二重を作成させています。この状態は埋没が少し緩んで馴染んだくらいの状態に近いです。(一緒ではありません。)ですので、瞼が厚い方は二重になることでどうしても不自然さが出てきてしまいます。ただ幅が適正であれば目立たないことも多いです。瞼が厚めの方は蒙古襞の張りも強い方が多いので、そういうタイプの瞼は末広型の二重を作成することで自然にきれいな二重ができると思っています。あくまで私の印象ですが、瞼が厚めの方で平行型の二重は不自然になりやすいと思っています。
では瞼が厚い方はどうしたら良いのか?手術で瞼をある程度すっきりさせることができますが、やはり限界があります。例えばROOF切除と言って眼輪筋下の脂肪を切除することで瞼の重さがスッキリさせることができますが、切除しすぎると凹付いたり、適応の有無の判断も大切です。また眼窩脂肪であれば埋没を一緒に気軽に切除することも可能です。ただ、厚みがある瞼が張り付いたようにすっきるするわけではありません。
ご希望の二重を作成するためには埋没だけだと限界があることも少なくありません。
埋没のカウンセリングに行ったのに切開を勧められた方がいらっしゃたら、上記のような理由があったのかもしれません。ただ切開はある程度ダウンタイムがありますので納得されずに受けるものではありません。埋没希望の方は埋没を受けられるのが良いと思います。ただ、埋没でどんな二重にもなれるわけでは無いことはご理解下さい。
少ないダウンタイムで気軽に二重になれる埋没は、私も好きは手術の一つです。
気になる方は気軽にカウンセリングにおこし下さいませ。