ボトックスはもともと米アラガン社の商品名で、現在はボツリヌス菌毒素による治療薬全体に対する名前として使用されています。
A型ボツリヌス毒素を使用し、筋肉と神経の結合部に作用し、局所的に筋肉の動きを弱める働きがあります。
これは、筋肉の収縮時に産出されるアセルコリンという物質の動きをブロックする働きで、これによって筋肉の動きを抑制します。
城本クリニック池袋院では、剪除法(直視下摘除法)・汗腺を目で見て直接確認して徹底的に除去する方法に加え、
イナバ式皮下組織削除器によるアシストを行いより小さな傷(1.5㎝程度)でより良い結果を実現しています。
通院に関しても2回程度に抑え患者様のライフスタイルに影響がないように心がけています。
他院で結果が出なかった、再手術、再々手術の方の施術も積極的に行っており、良好な結果を得ています。
また、手術は抵抗があるという方はボトックス注射、注射も抵抗があるという方は、
パースピレックス(制汗剤)の処方も行っております。
上記のお悩みは完治させるためには機材などでは根治が不可能です。
現在の日本で行われているわきが・多汗症の手術は、大きく分けて上記の3つに分類されます。
直視下摘除法は、直接医師が目で確認しながら、臭いの元となる汗腺を取り除いていきます。
手術するドクターが直接目で確認できるのは直視下摘除法だけですので、結果として効果がとても高く再発の可能性が極めて低く、1回の手術で臭い・汗ともに改善出来ます。
汗腺には2種類あります。アポクリン汗腺は、毛包に伴って分布し体温調節には関与しません。エクリン汗腺は、体温調節に重要な役割をはたしており、全身にわたって分布していますが、特に手のひらや足の裏、ワキの下で密度が高くなっています。エクリン汗腺は、心因性の刺激(緊張など)に対して過剰反応を示します。 ボトックス及びニューロノックスはタンパク質の一種で、交感神経の働きを弱める作用があるため、エクリン汗腺やアポクリン汗腺の活動を抑制し、汗の分泌を抑えることができます。これらボトックスやニューロノックスを注射すれば、メスを使わず、数分でかんたんにワキの汗とその臭いを抑えることができます。
パースピレックスは市販のデオドラント剤やほとんどの制汗剤とは作用が異なります。
私たちが感じる汗の臭いは、皮膚表面に存在する細菌が汗の成分を分解することによって生じます。
デオドラント剤の大部分は汗を止めるものではなく、臭いを隠すだけの香料により、皮膚の常在菌が発生する臭いを一時的に中和するものです。
それに対し、パースピレックスは汗腺の開口部に一時的な栓を形成することで汗腺での汗の産生を減少または中断させます。この栓は数日後に自然に消退しますが、効果は長く続きます。
皮膚の下にあるアポクリン汗腺、皮脂腺、エクリン汗腺を時間をかけてひとつずつ丁寧に、かつ徹底的に取り去ります。臭いはもちろん、多汗症も治し、同時に脱毛もできます。
手術は高度な技術を持った専門医が担当しますので、他院で治らなかった方もご相談下さい。
他院で、わきが手術後に再発した患者様の治療例もたくさんあります。
効果の高い手術法ですが、心配な方のために万が一の保証も付けております。
手術をすることで腫れが発生します。 内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに治ることがほとんどです。 手術直後は切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。
イナバ皮下組織削除器を使用しながら、直視下で臭いの元(アポクリン線)、汗の元(エクリン腺)の除去を行います。ダブルで行うことでさらなる効果を狙う方法です。
手術をすることで血腫、瘢痕、しびれ、内出血、感染が発生します。
手術直後は切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。
効果の高いイナバ式皮下組織削除法+直視下剪徐法で行っていますが、それでも不安な方のために、 城本クリニックでは万が一、再発したときは無料で再手術をさせて頂くという保証制度をつけさせております。
手術方法 | 手術費用 ※1 | |
---|---|---|
イナバ式皮下組織削除法 | 女性 | ¥340,000 ※2 |
男性 | ¥400,000 ※2 |
※ 治療の効果には個人差があります。
※ 一般の医療と同じく、稀ですがリスクと副作用が存在します。
※ 表記は税抜表示です。
※1 他院の修正や患者様の状態によって、上記と価格が異なる場合があります。
※2 治療する範囲によって費用が異なります。
多汗症治療によるボトックス注入は、汗腺は残したままで、効果はおよそ半年~1年も続くので、 「冬でもワキに汗をかく」、「シャツに汗じみがつく」、「緊張すると汗が出る」等に該当する方がおすすめです。
A型ボツリヌス毒素による食中毒は、30000単位以上で起こると言われています。
ボトックス注入による治療では、1回に5~100単位程度の毒素注入による治療ですので、中毒を起こす心配はありません。
このボトックス及びニューロノックスを注射すれば、エクリン汗腺やアポクリン汗腺の活動を抑制し、汗の分泌を抑えることができます。これにより、メスを使わず、数分でかんたんにワキの汗とその臭いを抑えられます。 汗腺は残したままで、効果はおよそ半年~1年も続きます。
ボトックス・ボツリヌストキシン治療・ボトックス修正治療を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。
他の制汗剤やデオドラント製品とは異なり、パースピレックスは1回の使用で長時間効果が持続します。
日中の塗り直しの必要がなく、生活スタイルに支障をきたすこともありません
アルコールベースの塩化アルミニウムと乳酸成分によるパースピレックス溶液を塗布する。
主成分の塩化アルミニウムが汗腺内の水と反応する。
腺内深部に角栓を形成し、汗腺を密閉し、汗の産生を一時的に中断させる。
皮膚表面の死んだ細胞の剥離で角栓が排出され、汗腺が再活性化する。
塩化アルミニウムが汗腺内の水と反応し、水酸化塩化アルミニウムを産生します。
これが皮膚上層の細胞のケラチンと一緒になって汗腺内に栓を形成します。
この反応中に副産物である塩酸が生成されます。
塩酸は脆弱な皮膚領域で刺激や疼痛を引き起こす場合がありますが、溶液に乳酸成分を添加すること(特許取得)によってこの問題を解消しました。
塩酸が乳酸成分と反応することにより、塩酸が消退して刺激が軽減されると同時に、制汗作用が促進します。
乳酸はNMF成分(天然保湿因子)として知られる保湿剤です。
パースピレックスはエタノール、塩化アルミニウム(主成分)、乳酸成分およびその他の化粧品成分を含有します。本品の効果における各成分の役割は下記のとおりです。
エタノール
水を含まないエタノール製剤です。
このため、形成された角栓を汗腺内の「より深部」まで運び、維持することができます。
市販されている他の制汗剤のほとんどは水を含有しており、そのために塩化アルミニウムと水の反応が誘発されて塩酸が生成され、効果が低減します。
塩化アルミニウム
汗に含まれる水と反応して死亡した角化細胞と複合体を形成し、汗腺の「栓」となって汗腺を一時的に塞ぎ、汗の産生を中断させます。
乳酸成分
刺激を予防し、敏感な皮膚領域の不快感を小さく抑え、制汗作用を高めるロールオン(乳酸カルシウム) 緩衝剤として作用します。
パースピレックスの作用は長時間持続性であり、1回の使用で3~5日間、汗と臭いを防ぎます。
国際的に認められている制汗剤分類(米国FDA)では、製品を「制汗剤」として分類するためには、20%の発汗抑制が得られなければなりません。
30%の発汗抑制が得られる場合、「Extra effective(極めて効果あり)」として分類することが可能となります。
特許取得済のパースピレックスは、使用ごとに65%の発汗抑制が72時間以上持続することが実証されています。
試験は、Riemann & Co.社から独立した立場にある国際的に認知されている試験施設が実施しました。
他の制汗剤のほとんどでは同様の抑制効果は得られず、効果持続時間は数時間から最大でも24時間と報告されています。
優れた快適性
パースピレックスは、他の塩化アルミニウムベースの制汗剤で一般的に認められる刺激を小さく抑えるために改善された処方を使用しています。パースピレックスは皮膚のかぶれのリスクを軽減する乳酸成分を含有しています。
乳酸成分が不快感をもたらす酸を無害な乳酸に変換する「緩衝剤」として作用します。
パースピレックスの処方は特許取得済であり、他の制汗剤にはないパースピレックス独自の「緩衝」システムにより刺激を抑えることができる唯一の市販制汗剤です。
使いやすさ
パースピレックスは夜に使用し、就寝中に作用します。
速乾性で、落ちにくくなっています。
他の制汗剤やデオドラント製品とは異なり、パースピレックスは1回の使用で長時間効果が持続します。
日中の塗り直しの必要がなく、生活スタイルに支障をきたすこともありません。
無香料で色移りしない処方
パースピレックス には香料が添加されていないため、アレルギーのリスクが小さく抑えられています。
また、衣類に色移りせず、白い筋が残ることもありません。
治療部位 | パースピレックスロールオン(脇用) | 一般的なデオドラント剤 |
---|---|---|
発汗および臭い抑制の持続時間 | 3〜5日 | 数時間〜24時間 |
使用頻度 | 週1〜2日 | 毎日(1回〜複数回) |
1本で3ヶ月以上使用できる | ◯ | × |
無香料 | ◯ | × |
衣類に色移りしない | ◯ | × |
パースピレックスは、男女を問わず、就労者およびアクティブな生活を送る人、また、過剰な発汗および臭いによる深刻な問題を抱える人を適応対象としています。
ロールオンタイプ(腋用)は皮膚刺激(かぶれ等)の原因となるpH値低下を抑制する作用に優れており、“敏感肌”の方にも適しています。
夜の就寝前に パースピレックスを塗布する。
夜間は汗腺の活動が低下するため、夜の就寝前に パースピレックスを塗布します。
望まれる効果が得られるまで(通常1週間以内)パースピレックスを毎晩使用します。
敏感肌の場合は、1日おきに2週間塗布します。
必ず、完全に乾燥した損傷のない皮膚に使用する。
完全に乾燥した損傷のない皮膚に使用し、使用後はパースピレックスが完全に乾いてから衣類を着用します。
必要な場合は、パースピレックスを使用する前に扇風機またはヘアードライアーで皮膚を乾かします。
その他の注意事項
使用した翌朝、石鹸と水で洗い流します。塗り直しはしないでください。
脱毛後48時間は使用しないでください。
パースピレックスコンフォートは、塗布部に痒みが発生する場合がありますが、洗い流して頂き、使用を控えることで治まります。